近車協連活動報告

近車協連活動報告1月

近車協連ニュース
事務局担当者会議UpDate:2017/01/10

日　時　平成28年12月12日　午後１時～２時30分
場　所　ホテル大阪ベイタワー　大阪市港区弁天１丁目

議事
鈑金塗装の技術向上を目的とした動作測定実験への協力者募集について
同議案について詳細な説明を受けるためプロトリオスの長谷川明憲氏に出席をお願いし説明していただいた。
同氏から動作測定実験の目的と概要が説明され協力が要請された。

〈企画書〉抜粋
大阪産業大学・デザイン工学部・情報システム学科
趣旨
鈑金・塗装の熟練技術者の技を数値化し、新人技術者のための教材作りに取り組む。
鈑金・塗装における動きの測定を行い、結果はプロトリオスを通じて、新人技術者用学習教材として発信する予定。

⑴場所
日産京都自動車大学校
久世郡久御山町林
⑵日時
鈑金＝17年１月15日
塗装＝17年１月19日
＊後日、個別に測定スケジュールを知らせる
＊各参加者の拘束時間は１時間程度の予定

⑶参加資格
①日常的に鈑金または塗装作業を行っておられる方
②アンケート調査、動作測定、把持力測定に協力可能な方
③鈑金または塗装経験が２～３年未満または10年以上の方

⑷測定方法
①作業開始前に被験者、すべての使用工具、パネルそれぞれにマーカーを付けた状態で作業をする。

②普段通りに作業をし、その様子を特別な高性能カメラで撮影して測定を行う。

◆測定概要（鈑金）
車種：スズキワゴンＲ
部位：左フロントフェンダーパネル
個所：プレスラインにかかる凹み
測定内容
☆三次元による動作解析
☆ハンマー及びドリーの把持力
☆修復前と修復後の凹みの三次元計測
前提条件
☆パネルはスタンドに立てかけて固定した状態で設置
☆被験者全員、おなじ工具を使用して作業
☆動作解析が目的のための作業
（用意したパネルには僅かなキズや凹み、ひずみが予想される。）
作業内容
☆プレスラインにかかる凹みを、ハンマリングのみで行う。極力パテ付け不要な仕上がりを目指して修復する。制限時間15分。
用意するもの
☆作業着、帽子、マスク、手袋などの安全保護具一式
★終了後アンケート調査があります。

◆測定概要（塗装）
車種：レガシー
部位：左フロントドアパネル
塗料：ロックペイント・プロタッチ
２：１クリヤー
（遅乾型）
塗色：トヨタ１Ｆ７
シルバーメタリック
調色量：３００ｇ
ガン：アネスト岩田
Ｗ-１０１
ガン設定：エア圧０・２
吐出量・パターン２回転

測定内容
☆三次元による動作解析
☆スプレーガンの把持力
☆測色機及び膜厚計による塗装パネルの測定
前提条件
☆パネルは塗装ブース内で塗装スタンドに立てかけた状態で設置。
☆被験者全員、同じ塗料と同じガン設定で作業する。
＊ガンの吐出量、エア圧、パターンも同条件（メーカー推奨設定）
＊作業前に試し拭きする時間を設ける
☆動作解析が目的のための作業
（用意したパネルには僅かなキズや凹み、ひずみが予想される。）
作業内容
☆前方下部にサフが入ったドアパネルを調色済み塗料を用いてボカシ塗装を行う。
工程は次のとおり
①アンダークリアー塗布
②色決め・ボカシ塗装
③クリヤー塗布
（ブロックで２回塗り）
用意するもの
☆作業着
（ペイントスーツは準備済み）
帽子、防護マスク、手袋などの安全保護具一式
★終了後アンケート調査があります。

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